ゼフィランサス（2008年生、母モガミヒメ）

ゼフィランサス（2008年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花名。花言葉は純白の愛」。毛色は青毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したモガミヒメが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、ルリニガナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったホエールキャプチャにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラベルに半馬身届かず2着となった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したテイエムジョニクロを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネタバサを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月6日、中7週で迎えた6戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたドリームバロン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2011年）

4月3日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したタイキパーシヴァルにハナ差届かず2着となった。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルマリンピアを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4歳（2012年）

8月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず17着に敗れた。

12月22日、中8週で迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、エアジェルブロワに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツでしぶとく粘り込んで、最後は2着のメモリーシャルマンに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月20日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。