オベリスク（2019年生、母ハードデイズナイト）

オベリスク（2019年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代エジプト期に製作された戦勝記念碑」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したハードデイズナイトが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2022年のGR30周年記念特別(一般C3 22)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、浅田次郎によって550万円で落札された。

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月13日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた3戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

9月4日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた7戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 24（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、GR30周年記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベヴィアーモを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 16（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトリブートに8馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた11戦目は、鳥取和牛特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、サイレントブラックに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、TT結婚14周年特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のバーナードループをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2023年）

1月17日、中1週で迎えた14戦目は、フクジュソウ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で多田羅誠也騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したアイファーキングズを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月7日、中1週で迎えた16戦目は、クロッカス特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で多田羅誠也騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で多田羅誠也騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のムサシフウジンに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、れんと君誕生記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で多田羅誠也騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、浅春特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（12戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウインレゼルヴに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月24日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、夏至特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月22日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた27戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイルビーメジャーに9馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月27日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた28戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、ビロードムラサキ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月26日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（14戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（15戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、浅田次郎によって550万円で落札された。

松木啓助厩舎（高知）へ入厩。

1月24日、デビュー戦は井上瑛太騎手を鞍上に据えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。

1月31日、中1週で迎えた33戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた35戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、工藤史典祝32歳特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

7月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、一般C1-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたパワポケゴー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月10日、中2週で迎えた38戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンデュレイトを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って順当に勝利した。

8月25日、中1週で迎えた39戦目は、サードニクス特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加茂飛翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた40戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加茂飛翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた41戦目は、長崎街道境原宿特選（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加茂飛翔騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた42戦目は、秋風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加茂飛翔騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。