ツルマルヤマト（2007年生、母マークプロミス）

ツルマルヤマト（2007年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大和」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時14歳）と交配したマークプロミスが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着3回、地方30戦3勝2着5回。2011年の北上川大賞典(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月3日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月20日、中3週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月9日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、オリエンタルコールに交わされて2馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイブラストにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、メタギャラクシーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（9戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月6日、中9週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた16戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月3日、中3週で迎えた17戦目は、初春特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた18戦目は、睦月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた19戦目は、恵方特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた21戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月3日、中0週で迎えた22戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったツルマルホクトに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、JRASSカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた24戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた25戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた26戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、すずらん賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた29戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、石鳥谷まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトーホクキングを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた30戦目は、おめでとう平泉の文化遺産レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したスクリームイーグルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた31戦目は、盛岡市農業まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブラストクロノスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた32戦目は、宮古閉伊川レース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた33戦目は、十和田市現代美術館レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったアドマイヤサムライに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた34戦目は、長者伝説の里かねがさきレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメユメユメに約10馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

9月12日、中1週で迎えた35戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の青藍賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた36戦目は、がんばろう大槌（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた37戦目は、後藤新平記念館レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた38戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 小雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、マイネルビスタに半馬身交わされて2着となった。

11月21日、中1週で迎えた39戦目は、気仙川レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のゲンパチタキオンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月4日、中1週で迎えた40戦目は、岩手山焼走り溶岩流レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた41戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5歳（2012年）

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた42戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、秋田駒ケ岳レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた43戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ミヤマリンドウレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた44戦目は、閉伊川レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた45戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、芝桜レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。