ポレンティーナ（2006年生、母リキマドレード）

ポレンティーナ（2006年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「イタリアのお菓子」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したリキマドレードが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方23戦11勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年のルビーフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月6日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2009年）

5月24日、約10か月半の休養明けで迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

6月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた4戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のオレサマをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

8月18日、中4週で迎えた5戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ターコイズスター賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた12戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンリョウラッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったメイショウトウシにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、ひろ&とも祝☆結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーラピスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサザンヴィットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリメイクに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2011年）

3月31日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、がんばれ名古屋競馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったデジタルゴールドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシキパラダイスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月22日、連闘で迎えた21戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエアロストーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のストームキングに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた24戦目は、内田ひとみお誕生日おめでとう（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサイキョウケンザンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月20日、中0週で迎えた25戦目は、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦6勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタンブリングダンスに2馬身半の差をつけて8勝目を挙げた。

6月30日、中0週で迎えた26戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のコーザンソナタに2馬身半の差をつけて9勝目をつかんだ。

7月19日、中2週で迎えた27戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（13戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、レッドブリッツァーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中4週で迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で丸野勝虎騎手（14戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイワクラキングに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で丸野勝虎騎手（15戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、鷲座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で丸野勝虎騎手（16戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったニポーティに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた31戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で丸野勝虎騎手（17戦9勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったデジタルゴールドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた32戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で丸野勝虎騎手（18戦9勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダフルサルートを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6歳（2012年）

9月19日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた33戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。