デジタルゴールド（2007年生、母グラマラス）

デジタルゴールド（2007年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したグラマラスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦24勝2着1回。2013年の名港盃オープン(地方重賞)に勝利した他、2012年のカーネリアンオープン(一般A1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ゴールドホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は千葉直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンケンマスターに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、義勝・美智子結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリールサンライズに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月7日、中2週で迎えた5戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイエスドンに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2011年）

1月28日、中6週で迎えた6戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンゼンスマイルを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

2月25日、中3週で迎えた7戦目は、祝!前ちゃん。昇任試験合格記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスターハウスに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーシンアリデッドに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月31日、中2週で迎えた9戦目は、がんばれ名古屋競馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポレンティーナに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、芝桜賞（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイルベカバーロに6馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

4月22日、連闘で迎えた11戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイルベカバーロに2馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

5月2日、中0週で迎えた12戦目は、獅子座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

6月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（10戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームヘリテージに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、蟹座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（11戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレッドブリッツァーに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、獅子座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡部誠騎手（12戦11勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウライオーカンに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月25日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた17戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（13戦12勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウホープに約17馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

10月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（14戦13勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポレンティーナに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月2日、中2週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた20戦目は、地方重賞のオッズパークグランプリ2011オープン（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（15戦14勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5歳（2012年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（16戦14勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、クレマチス特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーキャップに5馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンサンダーに2馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

6月1日、中3週で迎えた24戦目は、ジェイドオープン（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた25戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスウィングダンスに4馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、ルビーオープン（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（17戦14勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシルバーウインドに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（18戦15勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた28戦目は、地方重賞の姫路チャレンジカップ（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（19戦15勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた29戦目は、ブルーサファイアオープン（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（20戦15勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブライトシンプーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月17日、中3週で迎えた30戦目は、オパールオープン（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（21戦16勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハートオブストーンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月29日、中5週で迎えた31戦目は、カーネリアンオープン（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（22戦17勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミルリュユッテに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6歳（2013年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（23戦18勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた33戦目は、大山桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（24戦18勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノゾミカイソクに2馬身の差をつけて勝利数を22に伸ばす

5月24日、中2週で迎えた34戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（25戦19勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マコトカリバーンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中5週で迎えた35戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（26戦19勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（27戦19勝）。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のスウィングダンスをハナ差振り切って勝利数を23に伸ばす

8月7日、中2週で迎えた37戦目は、コスモス杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスウィングダンスに1馬身半の差をつけて勝利数を24に伸ばす