ヒカルシーマ（1992年生、母ヨネカツラ）

ヒカルシーマ（1992年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時7歳）と交配したヨネカツラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月25日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったゲイリーハヤテに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーピーノホシに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月3日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は根本康広騎手（6戦1勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルロッキーを鮮烈な末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったスーパーアイドルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1997年）

4月19日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた15戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエクセルリッジに2馬身の差をつけて制した。

6月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6歳（1998年）

2月1日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月30日、中7週で迎えた19戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、アルクツールス賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のアービルサンゴッドに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月23日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、富樫英利騎手を鞍上に迎えて、パール特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグショウリから半馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、ルビー特別（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富樫英利騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリーデイズに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、ルビー特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富樫英利騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の花笠まつり賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で富樫英利騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた26戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で富樫英利騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の以上杉まつり賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で富樫英利騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で富樫英利騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で富樫英利騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。