ラングロワ（2018年生、母プランシングレディ）

ラングロワ（2018年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ゴッホの名作『アルルの跳ね橋』のモデルになった橋」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時15歳）と交配したプランシングレディが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、へいはた牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月20日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったペイシャフェスタにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月17日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3歳（2021年）

3月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコスモアディラートをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

3月20日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のオリンピックデイを半馬身振り切って久々の一戦を制した。

12月4日、中3週で迎えた11戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4歳（2022年）

1月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた18戦目は、けやき賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月3日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5歳（2023年）

1月24日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、明日は笠松けいば金曜日ライブ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、愛知・岐阜・三重の酪農応援賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエネスクをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

3月23日、中1週で迎えた24戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、合同会社オフィスイトウ祝十周年（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、桔梗特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた26戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、朝顔賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた28戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、浜木綿賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったギャレットにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた29戦目は、カペラ賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシナモンロールに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

9月17日、中5週で迎えた30戦目は、一般B1（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリンシャンカイホウをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月3日、中1週で迎えた31戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた32戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったオースミカテドラルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中3週で迎えた33戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた35戦目は、興和電設創立70周年賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6歳（2024年）

3月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月8日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた37戦目は、B1二組（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた38戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた39戦目は、ムスカリ賞（盛岡ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木祐騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた40戦目は、ディセントラ賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木祐騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた41戦目は、朝顔賞（盛岡芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月15日、中1週で迎えた42戦目は、ジュライカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のデルマアシュラを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月13日、中3週で迎えた43戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月30日、中6週で迎えた44戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、焼石岳賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したレースラヴェンダーにアタマ差届かず2着となった。