マンハッタンヘンジ（2011年生、母アナステーシア）

マンハッタンヘンジ（2011年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ニューヨークの夕日のショー、夕日が特別に美しく見える日」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザール（当時16歳）と交配したアナステーシアが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回、地方7戦3勝。2014年の師走賞(地方重賞)に勝利した他、2015年のすみれ賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、勝ったユールドゥーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2014年）

8月10日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月16日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、初冬特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた9戦目は、地方重賞の師走賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドントタッチミーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、門松特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテッドに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、地方重賞のすみれ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルケンシンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールドシャンティをクビ差振り切って4勝目を手にした。

7月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったゴールドペガサスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（9戦1勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月13日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（11戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月5日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6歳（2017年）

5月20日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

11月3日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた27戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

7歳（2018年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、地方重賞のサイネリア賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた29戦目は、梅花特別（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。