ロジユニヴァース（2006年生、母アコースティクス）

ロジユニヴァース（2006年3月11日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。2009年にJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したアコースティクスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦5勝2着1回。2009年の日本ダービー（東京優駿）(G1)に勝利した他、2009年の弥生賞(G2)を制するなど、G1級競走1勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプロスアンドコンズを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るイグゼキュティヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリーチザクラウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて無傷の3連勝で2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

3歳（2009年）

3月8日、中9週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミッキーペトラに2馬身半の差をつけて無傷の4連勝で3つ目の重賞タイトルを掴み取った。

4月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

5月31日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリーチザクラウンに4馬身の差をつけて3歳馬の頂点を極めるく

4歳（2010年）

3月27日、約10か月の休み明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた7戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く最後はダイワワイルドボアと並んで6着同着となった。

6月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月22日、中7週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦4勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアーネストリーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6歳（2012年）

8月19日、約24か月半の休み明けで迎えた10戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦4勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。