フローラベル（1984年生、母ブライドルブーケ）

フローラベル（1984年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時10歳）と交配したブライドルブーケが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着4回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月14日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒナマツリを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた3戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の露草賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた6戦目は、4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったオンワードキーンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の江差特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したロマンオークスを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた10戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、メジロハリアーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、三浦繁美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

4歳（1988年）

2月7日、中6週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦繁美騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦繁美騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

7月23日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の雲雀ケ原特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったウイリアムテルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下の会津特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（10戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

5歳（1989年）

4月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は長峰一弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は増沢末夫騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月15日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の藻岩山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた28戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の岩室特別（新潟芝1600m 外回り雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月19日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は長峰一弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず16着に終わった。

6歳（1990年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月4日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた35戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。