セッカチクイーン（2008年生、母アイズオブユー）

セッカチクイーン（2008年2月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「せっかちな＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時7歳）と交配したアイズオブユーが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C6。

経歴

デビュー前

2歳のとき、グランド牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、松田整二によって535.5万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3歳（2011年）

4月10日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月6日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月14日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ハローザロックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた9戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月16日、中3週で迎えた10戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るルアスを豪脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、JA海部東かぶとまいカップ（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミラクルカクテルを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、石山浩誕生日記念 5シーズン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のヒロコキュートに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月20日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた19戦目は、結乃音ちゃん誕生3ヶ月記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウハクサンを上がり2位の末脚で半馬身差し切って優勝

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（12戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサウザーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月30日、中3週で迎えた21戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（13戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原良一騎手（14戦4勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5歳（2013年）

2月1日、中5週で迎えた23戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原良一騎手（15戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた24戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で藤原良一騎手（16戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた25戦目は、ぼっちゃんご結婚記念（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤原良一騎手（17戦4勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で藤原良一騎手（18戦4勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったチーティンハートに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で藤原良一騎手（19戦4勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた28戦目は、馬友会競馬サークル杯（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤原良一騎手（20戦4勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

5月24日、中2週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた29戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月30日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、クレーンの日賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハローザロックを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりの実戦を制した。

11月1日、中4週で迎えた31戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、ふじのくに黄菊特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月26日、中7週で迎えた32戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。