チーティンハート（2009年生、母エイシンパンジー）

チーティンハート（2009年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「カントリーソングより」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したエイシンパンジーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）マリオステーブル。戦績は、中央平地8戦0勝、地方31戦11勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の立春特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

10月18日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の家木駿君 5歳誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーホウレッドワンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズシックスに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、蕎麦刈賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイワフェミニンに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月24日、中3週で迎えた13戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2013年）

1月7日、中1週で迎えた14戦目は、琉聖君誕生日記念4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったデルマクリシュナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセントレアクインに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月8日、中3週で迎えた18戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で児島真二騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で児島真二騎手（10戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のセッカチクイーンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で児島真二騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で児島真二騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーバルライトに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月12日、中2週で迎えた23戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、ベゴニア賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったサクラエスケープに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月21日、連闘で迎えた24戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウサリーに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月15日、中2週で迎えた25戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーバトル・ファイナル（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月2日、中2週で迎えた26戦目は、かなかな賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月22日、中2週で迎えた27戦目は、めはじき賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイバーチューに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、花野賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったトミケンウエストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中1週で迎えた29戦目は、くつわむし賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた30戦目は、アケビ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤマグマを半馬身振り切って制した。

10月15日、中1週で迎えた31戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ダークラムにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったダイヤモンドパールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた34戦目は、帰り花賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンデンマックスを半馬身振り切って順当に勝利した。

12月20日、中2週で迎えた35戦目は、やまくじら賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月15日、中3週で迎えた36戦目は、松過賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（9戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトミケンウエストに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月3日、中2週で迎えた37戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンデンマックスをクビ差振り切って優勝

2月17日、中1週で迎えた38戦目は、こじし座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（11戦4勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた39戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ポケットピースに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。