ビコーマジック（1992年生、母Can Buoy）

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月28日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヤグラグラビトン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルブツグランプリに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったアピットにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、デルマサンキストにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1996年）

3月24日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’96アジアジョッキーズ1（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したタマビッグエックスにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

10月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた21戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた22戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイイチツヨシを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったジェイキングにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

1月18日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテンパイに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンコウマーシャルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月19日、中5週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。