ストライクオン（2021年生、母メモリーサクセス）

ストライクオン（2021年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「急に思いつく」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時14歳）と交配したメモリーサクセスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2025年の千葉日報賞スプリントに勝利した他、2025年の習志野きらっとスプリントで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月1日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3歳（2024年）

3月2日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったテーオードラッカーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドレナートを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

6月15日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月25日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルフォーコンを半馬身振り切って2勝目を収める

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

11月26日、中8週で馬体重を前走から34kg増やして迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ホタルブクロスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマスタープランに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2025年）

1月24日、中7週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、房総スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールフラッグに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヴィクラントを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

4月3日、中5週で迎えた12戦目は、ダイヤモンドスプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のザイデルバストに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月6日、中8週で迎えた13戦目は、ドレミダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したメンコイボクチャンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月5日、中3週で迎えた14戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデュアリストを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて7勝目をゲットした。

7月30日、中3週で迎えた15戦目は、習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（5戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったファーンヒルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中7週で迎えた16戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（6戦4勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた17戦目は、兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したポリゴンウェイヴを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中6週で迎えた18戦目は、ビオラ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたドリームビリーバー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。