アースヴィヴィアナ（2014年生、母ヒカルマイヒメ）

アースヴィヴィアナ（2014年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時9歳）と交配したヒカルマイヒメが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は習志野牧場。戦績は、地方17戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2020年のポピー栽培面積日本一で賞(一般C2二三)。

経歴

デビュー前

岡島玉一厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

8月30日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は536kg。7頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2017年）

5月11日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカネミツロイヤルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイマックスに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、「AIRDO Biz」賞（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ノアヴィクトリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィシュトリアに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月3日、中3週で迎えた8戦目は、マツバボタン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリワードデュランに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月23日、中2週で迎えた9戦目は、静内ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂下秀樹騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアランスターに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月19日、中3週で迎えた10戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂下秀樹騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアランスターに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、芙蓉特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂下秀樹騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオープンアームに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月2日、中3週で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ビオラ特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4歳（2018年）

4月19日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ロバリーゴーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月12日、中6週で迎えた16戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

12月7日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、俺たちはシナスイ族賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横川怜央騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のクバノココロに3馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

12月29日、中2週で迎えた19戦目は、的中祈願隊賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横川怜央騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったジュンクミチャンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

1月23日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横川怜央騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったアイピーアカリにねじ伏せられて約10馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったコスモサビクにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月5日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイピーアカリに4馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

6月7日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は横川怜央騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6歳（2020年）

3月26日、約8か月半の休養明けで迎えた26戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた27戦目は、にぎわい交流館いわつき開館記念賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオッドアイに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月28日、中4週で迎えた28戦目は、羽生市「こぶし花」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて抜け出し、最後は2着のコスモタウルスに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月1日、中4週で迎えた29戦目は、ポイント大放出!浦和のSPAT4賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた30戦目は、別所沼公園メタセコイア賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツーエムポラリスに7馬身の差をつけて制した。

9月22日、中7週で迎えた31戦目は、ポピー栽培面積日本一で賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシュパーガに3馬身の差をつけて優勝

10月22日、中3週で迎えた32戦目は、埼葛地域観光農園いっぱいで賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、マイネルエスペルトに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中4週で迎えた33戦目は、東毛酪農63℃賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、フクサングレートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2020年12月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。