ゴセイバイシキモク（2013年生、母コスモカラット）

ゴセイバイシキモク（2013年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「御成敗式目。鎌倉時代に制定された武士政権のための法令」。毛色は芦毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時6歳）と交配したコスモカラットが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地10戦0勝、地方24戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の足摺岬灯台特別(一般C1-5)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、内田玄祥によって399.6万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月14日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2016年）

6月11日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストサウンドを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月23日、連闘で迎えた9戦目は、高知競馬最高!特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルシュタットに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアリモニーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2017年）

3月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた14戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサニーリスペクトに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、大暑特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったワイドショーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、高知けいばで納涼特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルマゲストに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、足摺岬灯台特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティワンダーを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、馬産地日高特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5歳（2018年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた24戦目は、土佐珍味どろめ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（9戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた25戦目は、まぼ誕生日ですね特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた26戦目は、はちきん退職記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったジャベリンを半馬身捉え切れず2着となった。

4月8日、中1週で迎えた27戦目は、祝!遠藤さん結婚特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた28戦目は、西川おとっつあん特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（11戦5勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた30戦目は、初夏に君は華開く特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（12戦5勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（13戦5勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた32戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、宿毛の独身軍団特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。