コパノフウジン（2002年生、母ウェディングベリー）

コパノフウジン（2002年2月13日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋風神」。毛色は栗毛。種牡馬のヘネシー（当時9歳）と交配したウェディングベリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地42戦4勝2着9回。2008年のシルクロードステークス(ハンデG3)で2着に入った他、2006年の京阪杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンホリデイを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

7月11日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマキオルーブルを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の飛梅賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヤマトスプリンターに6馬身の差をつけて2勝目を収める

1月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったドンクールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月13日、中5週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディープサマーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったアイルラヴァゲインにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦2勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（7戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

10月23日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったゲイリースノーマンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたケイアイメルヘン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月18日、中2週で迎えた13戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のナチュラルメイクに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた16戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったネイティヴハートにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（11戦2勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた20戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエムオーウイナーをクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

11月25日、中4週で迎えた21戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、アンバージャックに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月24日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの尾張ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

5歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた23戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月4日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（13戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた28戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた29戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6歳（2008年）

1月13日、中4週で迎えた30戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファイングレインにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月8日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（14戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた33戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

7月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月31日、中7週で迎えた35戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた36戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた38戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた39戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7歳（2009年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた41戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた42戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。