アレキサンダアモン（1990年生、母ヒガシマドンナ）

アレキサンダアモン（1990年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時12歳）と交配したヒガシマドンナが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の江の島特別(900万下)。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

7月19日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルカタイセイを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月19日、連闘で迎えた6戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3歳（1993年）

6月13日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったミュージカルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた8戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあさがお賞（福島芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月15日、中5週で迎えた9戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1994年）

2月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月23日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、5歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

5月1日、連闘で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビッグメンデスを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月22日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサザンアルプスをアタマ差振り切って制した。

6月19日、中3週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 雨/重）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。