ミスターユニバース（1986年生、母メイジビクトリア）

ミスターユニバース（1986年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトリプルオプテイミスト（当時14歳）と交配したメイジビクトリアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方7戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清田十一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は梅野信一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/不良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョーシェラネバダに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の日南特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（1990年）

5月19日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

5歳（1991年）

2月17日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた10戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

7月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、吉田隆三騎手を鞍上に迎えて、B（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったボールドシルバーから2馬身差の2着となった。

8月4日、中3週で迎えた12戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆三騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリンデンルビーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆三騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルファユリイカから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中2週で迎えた14戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆三騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた15戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆三騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったオベリホープからクビ差の2着に甘んじた。

12月1日、中9週で迎えた16戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆三騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1992年）

7月20日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆三騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。