アルファユリイカ（1986年生、母キエツヤヨイ）

アルファユリイカ（1986年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時12歳）と交配したキエツヤヨイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦17勝2着7回。主な勝ち鞍は1991年の開設63周年記念。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月23日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月26日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた4戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

4歳（1990年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた7戦目は、川上明人騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサインパルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川上明人騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスズノバイオレットに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川上明人騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のサキノマッケンジーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川上明人騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサキノマッケンジーをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

5月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川上明人騎手（4戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローバルゼロから3馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川上明人騎手（5戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローバルゼロからアタマ差の2着となった。

7月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で川上明人騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のチェスターフィバーに半馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川上明人騎手（7戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーコードラゴンからハナ差の2着に惜敗した。

11月19日、中3週で迎えた15戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川上明人騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、フエニツクス特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川上明人騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンアコーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で川上明人騎手（10戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のレガードスターをクビ差制して7勝目をマークした。

12月31日、中1週で迎えた18戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で川上明人騎手（11戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニックエンペラーから2馬身差の2着に敗北した。

5歳（1991年）

1月15日、中1週で迎えた19戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で川上明人騎手（12戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニックエンペラーに半馬身の差をつけて8勝目を収める

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で川上明人騎手（13戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のレガードスターに2馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

2月12日、中1週で迎えた21戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で川上明人騎手（14戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニックエンペラーに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で川上明人騎手（15戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンハピネスをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

3月24日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、開設63周年記念（荒尾ダート2150m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で川上明人騎手（16戦11勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のオベリホープに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月6日、中5週で迎えた24戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で川上明人騎手（17戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオベリホープに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で川上明人騎手（18戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキフォーチュンから1馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で川上明人騎手（19戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンデンルビーから1馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中7週で迎えた27戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で川上明人騎手（20戦13勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターユニバースに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月10日、中2週で迎えた28戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で川上明人騎手（21戦14勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた29戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で川上明人騎手（22戦14勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオベリホープからクビ差の2着に甘んじた。

11月24日、中4週で迎えた30戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で川上明人騎手（23戦14勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月22日、中3週で迎えた31戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で川上明人騎手（24戦14勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコーヨーランをクビ差制して勝利数を15に伸ばす

6歳（1992年）

1月2日、中1週で迎えた32戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は26戦連続で川上明人騎手（25戦15勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアイビンアイリスをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

2月3日、中4週で迎えた33戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は27戦連続で川上明人騎手（26戦16勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた34戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で川上明人騎手（27戦16勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルヒカリに1馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす

3月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、開設64周年記念（荒尾ダート2150m 晴/重）に出走。鞍上は29戦連続で川上明人騎手（28戦17勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた36戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で川上明人騎手（29戦17勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた37戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で川上明人騎手（30戦17勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。