ベストリーガード（2019年生、母ジョリファム）

ベストリーガード（2019年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宜しく」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時9歳）と交配したジョリファムが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。2023年のラジオ日本賞(オープン)で2着に入った他、2023年の平城京ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイウンハルカニに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイルオンセイラーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月27日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3歳（2022年）

5月15日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

8月14日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオレデイイノカに6馬身の差をつけて制した。

4歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ウィルソンテソーロに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月4日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のミッキーヌチバナを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

4月8日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ブラックアーメットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月6日、中3週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイセイドレフォンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したウィリアムバローズを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた16戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

2024年1月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月8日、中4週で迎えた17戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、駿麗賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月7日、中3週で迎えた18戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。