カコ（1998年生、母ナナセキダンサー）

カコ（1998年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時12歳）と交配したナナセキダンサーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は桑原牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦6勝2着3回。2002年の隅田川オープン(ハンデ)に勝利した他、2001年のユングフラウ賞(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松島久義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2000年）

8月10日、デビュー戦は山野勝也騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウターボに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月11日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山野勝也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた3戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の野菊特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルエンデバーから9馬身差の2着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の秋明菊特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2001年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアスキットサンダーに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月11日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ふみづき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の赤富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、はづき特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンビースターから1馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた13戦目は、蒼雲特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた14戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月26日、中4週で迎えた15戦目は、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジョウテンヴィータに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月31日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2002年）

4月30日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、ダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のセリノトルネイドに3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

6月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1190m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウアームに1馬身の差をつけて5勝目を収める

7月11日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のスパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンイーストを自慢の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月16日、中6週で迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラヴァリーフリッグにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5歳（2003年）

4月17日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。