サトノフェイバー（2015年生、母ヴィヴァシャスヴィヴィアン）
Satono Favor
2015.04.08
サトノフェイバー（2015年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+恵み」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時15歳）と交配したヴィヴァシャスヴィヴィアンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。2018年のきさらぎ賞(G3)に勝利した他、2021年の洛陽ステークス(オープン ハンデ)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2018年）
1月6日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコカボムクイーンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
2月4日、中3週で迎えた2戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のグローリーヴェイズをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。
4歳（2019年）
3月24日、約14か月の休み明けで迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。
5月11日、中6週で迎えた4戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。
6月30日、中6週で迎えた5戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。
11月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦2勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。
5歳（2020年）
2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。
3月8日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、レッドガランに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
3月29日、中2週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。
5月9日、中5週で迎えた10戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
6月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。
11月1日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（8戦2勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。
11月28日、中3週で迎えた13戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
12月12日、中1週で迎えた14戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（10戦2勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたシュリ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
6歳（2021年）
2月13日、中8週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のガゼボを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。
3月7日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（12戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。
7歳（2022年）
1月5日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、ハンデG3の京都金杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（13戦3勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。
3月6日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川吉洋騎手（14戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。
4月2日、中3週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。
5月15日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（15戦3勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。
6月18日、中4週で迎えた21戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。
2022年6月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
デビュー前
打越勇児厩舎（高知）へ入厩。
7月16日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、一般C3 13（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての大外8番ゲートからスタート。出走取消となった。
8歳（2023年）
7月30日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、倉兼さんありがと特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジカルガールに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。
デビュー前
打越勇児厩舎（高知）へ入厩。
8月20日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。
9月3日、中4週で迎えた23戦目は、ナカノモトキ生誕特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイワガンタンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
デビュー前
打越勇児厩舎（高知）へ入厩。
10月7日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、一般C3-10（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。
10月21日、中6週で迎えた24戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたニクソンテソーロ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
11月4日、中1週で迎えた25戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンビションに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
デビュー前
打越勇児厩舎（高知）へ入厩。
12月10日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、キバナアマ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。
12月29日、中7週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、バイカオウレン特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スズカゴーディーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
9歳（2024年）
4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインジョイフルに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
4月21日、中1週で迎えた28戦目は、サクラソウ特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。