メイザーキック（2021年生、母シトロプシス）

メイザーキック（2021年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「誘導放出によるマイクロ波増幅の略称+冠名。父名の響きから連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時20歳）と交配したシトロプシスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般B1。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、KICレーシングによって1,760万円で落札された。

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月2日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー福島（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったビッグドリームに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ロジリオンに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ニコラウスに交わされて3馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2024年）

3月10日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

3月30日、中2週で迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アルニラムに3/4馬身交わされて2着となった。

6月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定3歳M1のオータムティアラ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた16戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた17戦目は、続石賞（盛岡ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したノーサイドに半馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、キラメキにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた21戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月28日、中0週で迎えた22戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2025年）

3月9日、中9週で迎えた23戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、エターナルルビーに3/4馬身交わされて2着となった。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた25戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エイプリルカップ（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、フェンドオフにクビ差交わされて2着となった。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1 B2（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ララモンストルに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた29戦目は、魁三国志大戦リリース記念賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ピラヴロスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた30戦目は、ダービーインパクト12周年賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、シャイニーロックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた31戦目は、ジャックドール特別（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた32戦目は、うまレター賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた33戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、チャイナアスタ賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた35戦目は、マラカイト賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーアアネラに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた37戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた38戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、安比高原スキー場賞（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた41戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。