ワライナガラ（2003年生、母ホオズキ）

ワライナガラ（2003年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「笑いながら」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したホオズキが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地7戦0勝、地方33戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の百日紅特別(一般B1-1)。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦は水出大介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月11日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月18日、中4週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月11日、中4週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた8戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のアベリア賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るディアトラックを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエフテーベッピンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシネホウジュに9馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトレジャーステージをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月19日、中3週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた14戦目は、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチヨノドラゴンを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンレイダークに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホーエイトップに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラッキーラッキーに5馬身の差をつけて制した。

12月24日、中3週で迎えた20戦目は、能登島・民宿「浜の会」杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナゴミヒーローを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた21戦目は、門松特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月17日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ひるがお特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエフテープリマベラに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

7月2日、中1週で迎えた23戦目は、ほうせんか特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（11戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、金沢競馬売店組合宮川売店杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（12戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネスザブレーブンに1馬身半の差をつけて9勝目を獲得した。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、ドリームガール杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（13戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したガチャガチャを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、百日紅特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーバーカムに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月3日、中2週で迎えた27戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフェスティブドパリにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた28戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジャストアプローチを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

10月7日、中2週で迎えた29戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた30戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイケグットフェローをアタマ差振り切って勝利数を12に伸ばす

11月4日、中2週で迎えた31戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月2日、中3週で迎えた32戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた33戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた34戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンアサヒオーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた35戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（14戦8勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた36戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、プリムラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた37戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、如月特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた38戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、元気です!能登特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた39戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

6月2日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた40戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。