ナリタトルネード（2005年生、母ナリタオリーブ）

ナリタトルネード（2005年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋竜巻」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時9歳）と交配したナリタオリーブが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地21戦4勝、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の紫野特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月11日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイネソシオに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

9月15日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウグラードに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦2勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、リードを5馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月26日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5歳（2010年）

3月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のシンボリローレンスを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

4月11日、中2週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミッキーチアフルに3馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

6歳（2011年）

1月23日、約9か月の休み明けで迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の虹の松原ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

8月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のKBC杯（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7歳（2012年）

1月15日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた24戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったユウターチェイサーから半馬身差の2着となった。

10月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルメロンに3馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8歳（2013年）

8月25日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月27日、中8週で迎えた28戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。