ミッキーチアフル（2005年生、母チアフル）

ミッキーチアフル（2005年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したチアフルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地31戦4勝2着10回。2008年の若葉ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、野田みづきによって5,460万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は494kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラブレイブに半馬身届かず2着となった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月6日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオースミギムレットに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラベ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったリトルアマポーラにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたシングライクバード決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、モンテクリスエスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月14日、中9週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイシンプランをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月12日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のテンシノゴールドを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦2勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

10月26日、中3週で迎えた15戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦2勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ナイアガラにハナ差交わされて2着に惜敗した。

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、伸びてきたドットコム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2009年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイネルシュピールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月9日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2010年）

5月1日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったナリタトルネードに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月29日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ラインブラッドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月23日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のカネトシディオスに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月20日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

6歳（2011年）

7月16日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から34kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大文字ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月30日、中1週で迎えた28戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月19日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の中山ウインタープレミアム（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7歳（2012年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。