アルマハ（2003年生、母アプリシエーション）

アルマハ（2003年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシングスピール（当時11歳）と交配したアプリシエーションが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方14戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の麻綿原特別(一般B2二以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2006年）

1月13日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は437kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウイニングラインを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサウンドサンデーに半馬身届かず2着に敗北した。

9月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のオメガポイントに2馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

10月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたロードホワイト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイナミックを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の落葉松特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したグレートアドミラルを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若武者特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2007年）

1月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレジェニュインを上がり2位の末脚で半馬身差し切って4勝目をつかんだ。

2月6日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウエイプルートに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月6日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルファスターを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、桜ほの香賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモアレックスに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月16日、中7週で迎えた12戦目は、ペガサス特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプルーフオブキングを半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（11戦8勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のキングミシエロに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月27日、中5週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカネゼンクラウスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。