エイシンアトロポス（2012年生、母エイシンシャロン）

エイシンアトロポス（2012年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時13歳）と交配したエイシンシャロンが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、地方26戦15勝2着2回。2017年の佐賀ヴィーナスカップ(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

深野塁厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2015年）

1月6日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミラキュラスエンドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローラティオに約10馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュンナカヤマに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズフレーズに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2016年）

1月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

1月28日、中2週で迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のラヴミニスターに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のカシマフェニックスに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のレオベストに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンライズバードに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、若草特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のオトコギに5馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

5月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオトコギに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月9日、中2週で迎えた15戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエルウェーオージャに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月21日、中5週で迎えた16戦目は、淡路市マスコットキャラクターあわ神特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエルウェーオージャに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2017年）

1月12日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（9戦7勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり4着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた19戦目は、春蘭特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルトクスパートに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、日本トーター特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（11戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、タケマルビクターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中4週で迎えた21戦目は、闘竜灘特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のマークスマンに4馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

6月2日、中5週で迎えた22戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（12戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（13戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドンプリムローズに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月14日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、カニソムリエ浜坂特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナナヨンハーバーに2馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

6歳（2018年）

1月11日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月8日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の園田ウインターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（14戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。