マウレア（2015年生、母バイザキャット）

マウレア（2015年2月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「永遠の喜び（ハワイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したバイザキャットが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着2回。2017年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で3着に入った他、2018年のチューリップ賞(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月14日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンギングファローを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミュージアムヒルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2018年）

2月12日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったラッキーライラックに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月8日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったノームコアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。