マキャヴィティ（2011年生、母エアラグドール）

マキャヴィティ（2011年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ミュージカルに登場する犯罪王の猫の名」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時12歳）と交配したエアラグドールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地25戦5勝2着1回、地方5戦0勝2着1回。2013年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で2着に入った他、2016年のジャニュアリーステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって2,310万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月1日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモドームを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月3日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のマイネグラティアをクビ差振り切って2勝目を収める

8月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

11月28日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシケンモノノフに半馬身届かず2着となった。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2014年）

3月1日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた10戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月2日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のウオッカカップ（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴーイングパワーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持久力でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のアメージングタクトをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月30日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月8日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線に入ると、前で粘るアースゼウスを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

5歳（2016年）

1月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴーイングパワーを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って休み明けの一戦をモノにした。

4月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

8月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月22日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた22戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた23戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた24戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

3月19日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた26戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた27戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月21日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

7歳（2018年）

1月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。