キタノチャンピオン（1997年生、母イナリトウザイ）

キタノチャンピオン（1997年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のナイスフレンド（当時6歳）と交配したイナリトウザイが27歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方40戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年のルビー特別(アラ系一般A)。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

6月17日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアトミックリッチに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（旭川ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2000年）

4月20日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春風特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般D（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノペガサスに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

6月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンダーファインに7馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイワミファイターに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイカンクッキーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアネチャを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた12戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサンダーズイコウを上がり0位の末脚で半馬身差し切って5勝目を手に入れた。

10月30日、中3週で迎えた13戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハヤテスーパーに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山中利夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプランターセットをクビ差振り切って6勝目を手に入れた。

12月12日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハヤテスーパーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って7勝目を獲得した。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンダーファインを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

4歳（2001年）

1月22日、中3週で迎えた18戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったヤマトダンサーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中2週で迎えた19戦目は、高千穂特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトキワノチーフを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月12日、中3週で迎えた20戦目は、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったツルギベンサーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、菊桜特別中日スポーツ賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた22戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた23戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた25戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた28戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた29戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、加賀特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は山中利夫騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた31戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた32戦目は、サファイヤ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた33戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2002年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月9日、約9か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた35戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた36戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、NOSAI日高特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた37戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A3-1（門別ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた38戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた39戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、ハッピーサンライズ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

1月12日、中0週で迎えた40戦目は、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。