アチーブフィート（1999年生、母サスペンスクイーン）

アチーブフィート（1999年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時16歳）と交配したサスペンスクイーンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の朝日岳特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額4,200万円（8.4万×500口）で一口馬主が募集された。

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月2日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のキャトルセゾンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月27日、中7週で迎えた2戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったサクラエクセレントにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の磐越特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋保特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のエイシンシャイアンに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2003年）

5月11日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシンボリスナイパーをハナ差振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロードモンタナにクビ差交わされて2着となった。

6月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5歳（2004年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2月29日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下のハイセイコーメモリアル（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月21日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のマルゼンスキーメモリアル（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた19戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月28日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月26日、中1週で迎えた22戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の狭山湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた24戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のカネミノブメモリアル（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2005年）

1月22日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のカントウオウに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

2月26日、中4週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた28戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7歳（2006年）

2月5日、中5週で迎えた33戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の早春賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた36戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた37戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。