ユーワカルメン（1999年生、母トライアンフアンドジョイ）

ユーワカルメン（1999年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時7歳）と交配したトライアンフアンドジョイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方15戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の楓賞(一般C1以下)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,200万円（11万×200口）で一口馬主が募集された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月14日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったエイダイセンターにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4歳（2003年）

7月27日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた11戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクエネルギーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルギパンサーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、楓賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオクノレディーに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のサクラマキをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺壮騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2003 ファイナル（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックスキャンからハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2004年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイラプションに5馬身の差をつけて優勝

1月25日、中1週で迎えた18戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、キンセンカ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月1日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエスケーデイジーに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月18日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテラノグッドマンに1馬身の差をつけて制した。

4月5日、中2週で迎えた21戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（3戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月26日、中2週で迎えた22戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトミノハヤカゼをアタマ差振り切って7勝目を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた23戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

12月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。