ココロノアイ（2012年生、母ビューティソング）

ココロノアイ（2012年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「心の愛」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したビューティソングが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。2014年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で3着に入った他、2015年のチューリップ賞(牝G3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったミュゼエイリアンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月6日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のギンザヴィクトリアに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月1日、中7週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッツゴードンキをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月14日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2015年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアンドリエッテに1馬身1/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

4月12日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月24日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月18日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4歳（2016年）

4月9日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月12日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

7月24日、中5週で迎えた11戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウインフルブルームを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。