オンワードデューク（1983年生、母ポピーオンワード）

オンワードデューク（1983年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハードツービート（当時14歳）と交配したポピーオンワードが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

2月22日、デビュー戦は4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。鞍上は杉浦宏昭騎手。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったアサカドクターに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月8日、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインターパイオニアを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月30日、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカマロシローに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。

4月12日、4歳400万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月11日、4歳400万下のスイートピー賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月31日、4歳400万下のガーベラ賞（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったダイハクリュウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月14日、4歳400万下のグラジオラス賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したミナガワイチザンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月2日、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5歳（1988年）

4月24日、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月14日、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月5日、5歳以上900万下の雲取山特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月7日、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月20日、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月28日、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月10日、4歳以上400万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

9月24日、4歳以上400万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月5日、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦宏昭騎手。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月13日、4歳以上400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月19日、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったホクトアドミラルにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。