マウンテンボール（1991年生、母ホーセイスワロー）

マウンテンボール（1991年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時12歳）と交配したホーセイスワローが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方27戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の一般B2-3。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

3月27日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

8月7日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったレムハイハートに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月3日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4歳（1995年）

4月10日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨサンマイガールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月4日、連闘で迎えた13戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、獅子吼賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマーメイドアンサーに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒノデヴィクトリーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中5週で迎えた20戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本益男騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンダムカリムをハナ差制して3勝目を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた22戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトラベリンジェットに7馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコーサイダンサーから1馬身差の2着となった。

11月28日、連闘で迎えた26戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。鞍上は山本益男騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1996年）

1月4日、中0週で迎えた29戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（7戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィーナスリップスに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山本益男騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた32戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本益男騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本益男騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノスピードに5馬身の差をつけて6勝目をマークした。

6月17日、中1週で迎えた34戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本益男騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた35戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本益男騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本益男騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本益男騎手（9戦2勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。