キンタロウチャン（2008年生、母ブライアンズキッス）

キンタロウチャン（2008年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時8歳）と交配したブライアンズキッスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦9勝2着13回。主な勝ち鞍は2012年の夕焼けスプリント(一般C1三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林啓二によって577.5万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3歳（2011年）

1月30日、中9週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

6月26日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトルピナス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインサマー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったメイクユーハッピーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウエスタンマックスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月22日、連闘で迎えた9戦目は、工藤孫一記念特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ヒットヒットヒットに交わされて2馬身差の2着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったマドンナスマイルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したヒロカミヒメを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るゲットクールを半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したバタースコッチを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

12月10日、連闘で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、テンポイント特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタケショウデオを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

12月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったパレスワールドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月16日、連闘で迎えた18戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパレスワールドを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

1月22日、連闘で迎えた19戦目は、いの町氷室の大滝特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったケイエスキセキにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

1月28日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒットヒットヒットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月4日、連闘で迎えた21戦目は、土佐凧特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた22戦目は、荒磯特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したヒットヒットヒットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月17日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヒロカミヒメを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、熊本で頑張れ日高特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた25戦目は、島崎遥香生誕記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（11戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバタースコッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月1日、連闘で迎えた26戦目は、鯨潮吹く太平洋特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ヒロカミヒメに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月7日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（13戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のマイシスドリームを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4月14日、連闘で迎えた28戦目は、展示会来場に感謝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（14戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、バンブージーコにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月21日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったパレスワールドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、連闘で迎えた30戦目は、山菜コシアブラ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（16戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた31戦目は、土佐小夏特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた32戦目は、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（17戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、夕焼けスプリント（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオブリラブをアタマ差制して圧倒的人気に応えた。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、海辺の日曜市特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったタレントにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

6月23日、連闘で迎えた35戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビックリタイザンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて9勝目を手にした。

7月7日、中1週で迎えた36戦目は、一般B5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（18戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。