モンドインテロ（2012年生、母シルクユニバーサル）
Mondo Intero
2012.02.02
モンドインテロ（2012年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ユニバーサル、世界中(伊)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したシルクユニバーサルが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年のステイヤーズステークス(G2)に勝利した他、2017年の日経新春杯(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 25戦7勝 [7-0-3-15/25]
- 総賞金国内
- 1億7,979万円
- 生年月日
- 2012年2月2日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 手塚貴久美浦
- 馬主
- 有限会社シルク
- 生産者
- ノーザンファーム
- 一口馬主募集クラブ
- シルクホースクラブ
- 一口馬主募集価格
- 5,000万円10万円×500口
- 抹消情報
- 中央：2020年12月3日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のシルクユニバーサルは中央2勝（京都芝[1800m],新潟芝[1000m]）。祖母のトロピカルサウンドⅡは海外20戦3勝。曾祖母のPacific Princessは海外G1・1勝（米国ダ）。父のディープインパクトは中央G1・7勝（京都芝[3勝:2200-3200m],中山芝[2勝:2000-2500m],東京芝[2勝:2400m]）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharamond＝Sickle | 6×7 | 2.34% |
| き | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7*7×7*7*7 | 3.9% |
| 牡 | Hail to Reason | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Turn-to | 5*7×5 | 7.03% |
| 牡 | Roman | 6×6 | 3.12% |
| 牡 | Donatello | 6×6 | 3.12% |
| 牡 | Bull Lea | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Native Dancer | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Nearco | 7*7×7*7*7 | 3.9% |
| 牡 | Blue Larkspur | 7*7×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Blenheim | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡 | Sun Again | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Hyperion | 7*7×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Princequillo | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Mahmoud | 6*7 | 2.34% |
| 牡S | Court Martial | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Nashua | 5*6 | 4.68% |
| 牝 | Aurora | 7×6 | 2.34% |
| 牝S | Almahmoud | 5*7 | 3.9% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- サンデーサイレンス系
- ファミリーナンバー
- 13-a
レース成績
経歴
デビュー前
シルクホースクラブにて総額5,000万円（10万×500口）で一口馬主が募集された。
手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2015年）
1月10日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
3月15日、中8週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンボリセザンヌを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
5月23日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のアクセラレートに3馬身半の差をつけて優勝
8月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。
11月1日、中9週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。
11月28日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグランディフローラに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
4歳（2016年）
1月31日、中8週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のペンタトニックに1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。
2月20日、中2週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。
4月23日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタマモベストプレイを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。
5月29日、中4週で迎えた10戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。
8月6日、中9週で迎えた11戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトゥインクルを3/4馬身振り切って6勝目を手にした。
11月6日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
12月3日、中3週で迎えた13戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。
5歳（2017年）
1月17日、中5週で迎えた14戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。
5月28日、中7週で迎えた16戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。
8月5日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクドリーマーを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。
9月24日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。
12月2日、中9週で迎えた19戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。
6歳（2018年）
1月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。
2月24日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。
4月15日、中6週で迎えた22戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。
6月2日、中6週で迎えた23戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。
8月4日、中8週で迎えた24戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
10月8日、中8週で迎えた25戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。
12月1日、中7週で迎えた26戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
7歳（2019年）
8月3日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。
9月1日、中3週で迎えた28戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。
11月30日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周 晴/良）に出走。鞍上はW.ビュイック騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアルバートを3/4馬身振り切って悲願の重賞初制覇を果たした。
8歳（2020年）
10月11日、約10か月半の休養明けで迎えた30戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。
2020年12月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。