ビンゴスナイパー（1984年生、母ウオーターフラワー）

ビンゴスナイパー（1984年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時10歳）と交配したウオーターフラワーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の銀蹄賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

久保田彦之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月6日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のセノエセンプーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスノートグランデを豪快な末脚で半馬身差し切って2勝目を挙げた。

10月17日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月20日、中6週で迎えた9戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4歳（1988年）

1月6日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の門松賞（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた12戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したハシノフラワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイシュウグレイトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月5日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の内外タイムス杯（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月26日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上1400万下の爽春賞（東京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月14日、中6週で迎えた16戦目は、5歳以上1400万下の秩父特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月13日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1989年）

1月14日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のローランシンガーに1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

2月12日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（1990年）

4月28日、約14か月半の休養明けで迎えた24戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた26戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。