アクアフレイバー（2004年生、母ノーザンセローナ）

アクアフレイバー（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「水＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時17歳）と交配したノーザンセローナが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。戦績は、中央平地1戦0勝、地方18戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のフォーチュネイトシャクヤク特別。

経歴

デビュー前

月岡健二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2006年）

7月14日、デビュー戦は市村誠騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターペガサスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフレッシュスター特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のジュメイラビーチカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のエリカ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は市村誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアザレア特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2007年）

1月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミスブラックアイを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のフォーチュネイトシャクヤク特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のアイビスケンシンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアカネシャークに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたエムジェイレコード決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4歳（2008年）

6月24日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、パール賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタケノヘイローを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、スタールビー賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、ペリドット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた17戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5歳（2009年）

6月21日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、綾瀬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた19戦目は、ワッショイTOKYO夏ラリー賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。