グラスゴーロック（2005年生、母タイキジャンヌ）

グラスゴーロック（2005年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海外ゴルフコース名より＋岩」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時14歳）と交配したタイキジャンヌが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、レキシントンファームによって2,100万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月9日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティチェリーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のショウリドンコオーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウィンクビームに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月25日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカチイクサを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシンプウライアンを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったクロスウォーターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、連闘で迎えた11戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒシウォーシイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、3歳戦のほととぎす特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。