ヤマニンジェルブ（2010年生、母ヤマニンカーニバル）

ヤマニンジェルブ（2010年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花束（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時11歳）と交配したヤマニンカーニバルが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方26戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（2013年）

6月30日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

8月4日、中4週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のゼンノビッグワンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

11月16日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

4歳（2014年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

8月3日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月28日、中3週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、新ひだか町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた13戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、まんじゅう笠特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、安居渓谷飛龍の滝特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた15戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、越知町大樽の滝特別（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5歳（2015年）

6月7日、約8か月の休養明けで迎えた16戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた17戦目は、しょうが特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、木下智史特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で遠藤健太騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた20戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で遠藤健太騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた21戦目は、オッズパーク特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で遠藤健太騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般C3 16（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドーテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パイグリンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた25戦目は、浜田の泊屋特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6歳（2016年）

1月24日、中6週で迎えた27戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビックリタイザンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、トウカイヒロインに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、バゴガエシに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた30戦目は、ローゼンホーマ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロノサンサンに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

4月9日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のベルクールに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

5月7日、中3週で迎えた32戦目は、共にがんばろう特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、サルバドールガロに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、コシアブラ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西森将司騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のクロフネエアロールをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、地方行脚in高知特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で西森将司騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた35戦目は、土佐金魚特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で西森将司騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のベーネに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月17日、中1週で迎えた36戦目は、明日は夜さ恋フェスティバル特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で西森将司騎手（9戦5勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で西森将司騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。