アイリッシュカーリ（1994年生、母Enthraller）

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにてで一口馬主が募集された。

2歳（1996年）

11月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったブレーブテンダーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月7日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のファイブリローンチに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1997年）

1月25日、中6週で迎えた3戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4歳（1998年）

1月17日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイエクレールを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

2月15日、中3週で迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたキョウワコマンドー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったバリアントバイオにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の有松特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマチカネエンムスビをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

12月13日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5歳（1999年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3月27日、中7週で迎えた15戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

5月9日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。