イグアスノニジ（2011年生、母トシザフリート）

イグアスノニジ（2011年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンカーン（当時11歳）と交配したトシザフリートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は長田操。戦績は、地方37戦4勝2着4回。2013年のウィナーズチャレンジ12で2着に入った他、2013年の東京スポーツ師走オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井明雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

6月26日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた3戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイエローブラッドに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアンリエットを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた8戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のトーセンホマレボシ賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ12（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったナデシコスピリッツに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの東京スポーツ師走オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3歳（2014年）

3月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた11戦目は、3歳戦の春光盃（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のライブリーソウルに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のさくら特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のブルーベリー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月22日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、月光賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4歳（2015年）

2月9日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、日本一なるぞ村松拓キングコングニー記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、週刊ギャロップ新装刊記念（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月15日、中5週で迎えた22戦目は、オレンジレース（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、抜け出したナガラフライトを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた24戦目は、風鈴賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったナガラフライトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、流星特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（12戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアジャーニに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた27戦目は、紅葉賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた28戦目は、佐倉牧賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、道志川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（14戦2勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったソウブテイオーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた30戦目は、サンケイリビング新聞社杯（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（15戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（16戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた32戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（17戦2勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた33戦目は、13th ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（18戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた34戦目は、ロウバイ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた35戦目は、猫柳賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（19戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のひなまつり賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（20戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた37戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。