シュガーサンダー（2016年生、母ピーチドラフト）

シュガーサンダー（2016年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「砂糖の様に輝きながら雷鳴を轟かせる」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したピーチドラフトが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウモルサを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったグルーヴィットにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2020年）

7月19日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

9月20日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、テイエムイダテンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたミツカネプリンス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

1月17日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で福永祐一騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったアメージングランにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で福永祐一騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったダノンアレーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月6日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で福永祐一騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブッチーニを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

6月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で福永祐一騎手（10戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたディモールト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月19日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で福永祐一騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。