ニシノアスナロ（1985年生、母ミスステーツシロー）

ニシノアスナロ（1985年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシヤンペンチヤーリー（当時15歳）と交配したミスステーツシローが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方27戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の一般B3。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月27日、デビュー戦は佐藤正雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 小雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤正雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤正雄騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月12日、中6週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正雄騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤正雄騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月30日、中5週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤正雄騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤正雄騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤正雄騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤正雄騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤正雄騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤正雄騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、久保田敏彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月12日、連闘で迎えた15戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた16戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田敏彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

12月3日、中1週で迎えた17戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（1989年）

3月28日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のリマンスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノハンターから3馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中3週で迎えた21戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のバルタザールに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6月30日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた25戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた26戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた27戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイコーストークから2馬身半差の2着となった。

10月20日、中0週で迎えた28戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は工藤勉騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセイダイベンテンに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月15日、中3週で迎えた29戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で工藤勉騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で工藤勉騎手（11戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1990年）

1月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で工藤勉騎手（12戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた34戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高崎ダート1500m 雪/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（14戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた37戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラシヤンデリーをクビ差制して休養明け初戦を物にした。

9月20日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた38戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた39戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中8週で迎えた40戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1991年）

1月4日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスチールシーダーから3馬身差の2着となった。

1月16日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた44戦目は、野口眞一騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。