ジャンニーナ（2015年生、母アシェラフ）

ジャンニーナ（2015年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したアシェラフが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。2018年の黒潮菊花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月22日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月23日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

3歳（2018年）

1月31日、中5週で迎えた3戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマロンスライムをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたマロンスライム決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月6日、中2週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリスペクトサーガを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナンヨーブルジョンを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

7月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた7戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったミュッセンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、吉田さん初高知に特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシールドロックに1馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月14日、中7週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、アウトスタンディンにクビ差交わされて2着となった。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウエイスーシェフに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（2019年）

6月30日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、わぬけさま特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアグネスイヴァンを半馬身振り切って休養明け初戦をモノにした。

7月28日、中3週で迎えた13戦目は、キキョウ特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、まえだこうじ誕生特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグッドウインを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って7勝目をマークした。