ファーストプレスト（2011年生、母メイショウデンコー）

ファーストプレスト（2011年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時11歳）と交配したメイショウデンコーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、地方36戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳B2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高柳隆男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって525万円で落札された。

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2013年）

8月30日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2014年）

3月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったコウギョウセットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中3週で迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサフィニアレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリルカラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したステージアートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中7週で迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の負けん性を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイサッシュを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

12月7日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた15戦目は、寅&妙結婚6周年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマレンゴクイーンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月21日、中1週で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、土佐和紙特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

1月18日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、大師の爪書き石特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチャームドライフを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のディーエスマインドに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

3月1日、中2週で迎えた20戦目は、小桧曽山特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた21戦目は、入田ヤナギ林菜の花まつり特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシンゲツに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

3月28日、中2週で迎えた22戦目は、牧野公園特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ウォーターサムデイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったカツノセカンドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた24戦目は、芋ケンピ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアメリカンディーゴに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、香織・安産祈願特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた26戦目は、こどもの日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた27戦目は、小満特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた28戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、芒種特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた29戦目は、シカドッグ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、山田英明先生ギンギラギンに定年退職記念杯（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、下弦の月賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた33戦目は、なでしこ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた34戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、立冬賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた35戦目は、一般C1八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた36戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。