エフテーサッチ（1993年生、母ジヨージマツカゼ）

エフテーサッチ（1993年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時16歳）と交配したジヨージマツカゼが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は内山一雄。戦績は、中央平地2戦0勝、地方46戦6勝2着8回。1998年のマリーンカップ(牝G3)に勝利した他、1998年のエンプレス杯(牝G2)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

小林文治厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（1996年）

2月9日、デビュー戦は小林真治騎手を鞍上に据えて、4歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッカイトゥウレから3/4馬身差の2着となった。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林真治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月2日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林真治騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマオリヒメからクビ差の2着に甘んじた。

6月12日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林真治騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサニーアイロニスから1馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林真治騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセンライデンをハナ差制して初勝利を挙げた。

8月20日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のマルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林真治騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦のセプテンバー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林真治騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のケージームサシに1馬身の差をつけて制した。

10月2日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳戦のしらさぎ賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林真治騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林真治騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のウエスタンレコードに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のゴールドカップ（浦和ダート2000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で小林真治騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のリリーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林真治騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニイタカクリークに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、松井達也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスギヤマワッスルからクビ差の2着に惜敗した。

4歳（1997年）

2月7日、中6週で迎えた13戦目は、紅椿盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月16日、連闘で馬体重を前走から21kg減らして迎えた14戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松井達也騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた15戦目は、弥生盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は小林真治騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、パール特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林真治騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた17戦目は、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林真治騎手（13戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアヤサブローから3/4馬身差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、G2のエンプレス杯（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林真治騎手（14戦4勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞のトゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林真治騎手（15戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバスコールに3/4馬身の差をつけて5勝目を収める

9月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林真治騎手（16戦5勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた21戦目は、G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林真治騎手（17戦5勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月19日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林真治騎手（18戦5勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（1998年）

1月3日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林真治騎手（19戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた24戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、トミケンクインに3/4馬身交わされて2着となった。

3月11日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は小林真治騎手（20戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月8日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、遅いペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメジロランバダをハナ差振り切って念願の重賞初制覇を果たした。

6月17日、中9週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したクリオネーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた30戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月18日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月12日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた33戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

6歳（1999年）

1月20日、中5週で迎えた34戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は松井達也騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた36戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は小林真治騎手（21戦5勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた37戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた38戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた39戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた40戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた41戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた42戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズノムーティエから5馬身差の2着となった。

11月17日、中6週で迎えた43戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた44戦目は、牝馬限定オープンの’99ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた45戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7歳（2000年）

1月26日、中5週で迎えた46戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は小林真治騎手（22戦5勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた47戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林真治騎手（23戦5勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた48戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林真治騎手（24戦5勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。